お知らせ

アディダス グループ、Parley for the Oceansとの新たなパートナーシップを発表、
『サステナビリティ活動進捗レポート』を公開

<日本語翻訳版>
※本リリースは、日本語翻訳版です。原文(英語)は以下ウェブサイトをご覧ください。
http://www.adidas-group.com/en/media/news-archive/sustainability-news/2015/adidas-group-announces-new-partnership-parley-oceans-and-launche/

 

ヘルツォーゲンアウラッハ - 本日、アディダス グループは、海の美しさと壊れやすさに関する高い意識を持ち、その破壊を防ぐためのプロジェクトに献身的に取り組むParley for the Oceans(パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ)との間でパートナーシップが締結されたことを発表いたしました。アディダス グループとParley for the Oceansでは、コミュニケーションと教育、リサーチとイノベーション、海洋のプラスチック汚染改善に向けたダイレクトアクション、という3つの柱に基づいた長期的なパートナーシップ・プログラムを共同実施していきます。

今回のパートナーシップは、アディダス グループのオープンソース・イノベーションによるアプローチ、すなわちパートナーを巻き込み、アイデアのクラウドソーシングを行い、業界の未来をともに作り上げていこうとする試みです。その他の活動と併せ、このコラボレーションは、2016年には海から回収したプラスチック資源を再利用して作られたマテリアルを使ったアディダスブランド製品など、イノベーションに富んだ製品作りを促進します。「海洋保全は、私をはじめ、アディダス グループで働く多くの人が身近に捉えている問題です」と、グローバルブランドを統括するアディダス グループ経営幹部、Eric Liedtke(エリック・リッキー)が語ります。「Parley for the Oceansとパートナー関係を組むことにより、私たちは意義のある環境保護活動に貢献したいと思います。海から回収したプラスチック廃棄物を原料とした生地の開発に共同で取り組み、それを当社製品にも採用します。」

「私たちの海は、まさに崩壊寸前で、こうした状況を好転させていくための時間も残されていません。この問題は誰かひとりだけの力で解決できるものではありません。私たちひとり一人が解決の一翼を担わなければならないのです。そして、コラボレーションこそが、マジック・フォーミュラとなるのです」と語るのは、Parley for the Oceans創設者であるCyrill Gutsch(シリル・グッチ)氏です。「今回のパートナーシップには、私たちも大いに興奮しています。アディダスほどコラボレーションカルチャーがDNAに備わっているブランドは他にありません。私たちは力を合わせて次なる世代のデザイン・コンセプト、技術、素材、製品の創造にフォーカスしていくだけでなく、消費者、アスリート、アーティスト、デザイナー、俳優、ミュージシャン、科学者、そして環境保護活動に取り組む人々を巻き込み、美しい海を守っていけるよう声をあげ貢献していきます。」

今回のパートナーシップは、アディダス グループとして掲げるサステナビリティ戦略の主要な柱のひとつ、プロダクト・サステナビリティ(製品の持続可能性)の確かな実績に基づいています。より良い製品をより新しく、より賢い方法で製造する中で、このコラボレーションは店舗や未来のアクティベーションを通し消費者にもソリューション=解決策の一端を担う機会となり、彼らとの絆がより強くなることが期待されます。その第一歩として、アディダス グループでは直営店舗におけるプラスチック袋の使用を段階的にとりやめていく決定を下しました。

アディダス グループVPとして同社グループSocial & Environmental Affairs(社会環境部門)をまとめるFrank Henke(フランク・ヘンケ)は、次のようにコメントしています: 「2014年、『グリーン』リテール・コンセプトを導入したHomeCourt Store(ホームコート・ストア)をドイツ・ニュルンベルクにオープンすることで、当社ではサステナビリティを直営店にも導入しました。Parley for the Oceansとのパートナーシップは、当社におけるビジネス慣行を見直すことにつながりましたが、直営店におけるプラスチック袋の使用中止はその最たる例であり、正しい行動となるものです。」

プロダクト・サステナビリティに関するさらなる情報をお求めの方は、アディダス グループの企業ウェブサイト及び企業ブログをご覧ください。

 

今回の発表は、アディダス グループとして第15版をとなる『2014年度サステナビリティ・プログレス・レポート』の発行に伴うものです。この報告書では、年間の主な活動における達成事項や、更なる課題の他に、2015年度に向けたサステナビリティ目標と進捗を伝えています。以下に、同報告書より2014年度の活動のハイライトとなる部分をご紹介します。

 

PEOPLE / 人々

  • 2014年度、同社グループ従業員にとっての行動規範となる「Code of Conduct」を改定。
  • 2012年度の終わりに立ち上げた 『SMS Worker Hotline(工場労働者向けSMSホットライン)』を拡大、インドネシア、ベトナムの25の工場で、およそ160,000名に及ぶ工場労働者への対応が可能に。
  • 従業員によるボランティア活動の時間で、これまでの最高記録となる合計28,750時間を達成。

 

PRODUCT / 製品

  • 『DryDye(ドライダイ)』 で染色された生地を採用した製品が増えており、2014年度末までに4百万ヤードに達する『DryDye』 生地を生産したことで、1億リットル分の水を節約。現段階ではアパレル限定となるこの革新的な技術を、2016年アディダスフットウェア春/夏コレクションに導入予定。
  • 2014年度、アディダス グループではこれまで以上に『Sustainable Cotton(サステナブル・コットン)』の使用を増やし、全社規模では当初計画の25%を上回る30%調達分が『Better Cotton(ベター・コットン)』に。アディダス グループでは、2018年までに傘下ブランドすべてにおける全製品を対象として、調達されるコットン100%を 『サステナブル・コットン』とすることを確約。
  • 製品に含まれる再生ポリエステル繊維の使用量が増加。 2014年度の主要製品でもあった『Anthem』ジャケットなどのウォームアップ・ジャケットでも採用された(例:フットボールの名門クラブ、レアルマドリードやバイエルン・ミュンヘンモデルにも採用)。

 

PLANET / 地球

  • 同社初となる『グリーン』リテール・コンセプトに基づき、資源・エネルギー節約のための様々な機能・設備を取り入れたHomeCourt Store(ホームコート・ストア)を母国ドイツのニュルンベルクにオープン。
  • 同社グループのサプライヤー各社を対象に、全143回に及ぶ環境監査を実施。この数字には特定の化学品管理を目的とした監査も含まれる。
  • ヴァーチャルサンプルの使用を増やしたことで、同社グループが減らした製品のサンプルの数は190万点を超える(2011年~2014年)。

 

PARTNERSHIP / パートナーシップ

  • 化学品管理プログラムのさらなる改善に向けて、アディダス グループではbluesign technologiesとの戦略的パートナーシップを締結。この業務提携は、製品製造プロセスにおいてこれまで以上に責任ある資源活用など、多くのメリットをもたらしている。
  • 統一性と一貫性の確保のため、現行の環境監査ツールに代り業界で広く使われている『Sustainable Apparel Coalition (SAC) Higg 2.0 Index Environmental Facility Module(SAC Higg 2.0インデックス 環境設備モジュール)』を採用、弊社サプライチェーンにおける環境設備モニタリングのツールとして取り入れられた。
  • 2014年度、アディダス グループとしてFair Labor Association(FLA=公正労働協会)との15年間に及ぶパートナー関係を祝う。

 

本年度の報告書は、ウェブサイトでもご覧いただけます:
http://www.adidas-group.com/en/sustainability/reporting-policies-and-data/sustainability-reports/#/2013/2014/

 

アディダス グループでは、今後に向けて、以下の3点に重点的に取り組んで参ります:

  • サプライチェーンにおけるセルフガバナンスの推進 -- サプイラヤー各社に対し、それぞれの下流サプライチェーンに対するより高い管理責任を与え、報告書発行を促すの流れを加速。
  • 戦略的なイニシアチブの加速 -- 労働者の権利拡張のさらなる推進;化学品管理プログラムのレベルアップ;アディダス グループによる水資源使用による環境負荷の最小化;あらゆるビジネス運営において人権配慮の適正評価。
  • ステナビリティ問題全般において消費者との関わりを深めていくこと

 

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アディダス グループのサステナビリティアプローチについて:
アディダス グループのサステナビリティ戦略は、グループとしての価値観 、すなわち、performance(パフォーマンス)、passion(情熱)、integrity(誠実さ)、そしてdiversity(多様性)に根付いたものです。
それは、これまでに達成したことや過去からや学んだことに基づき、社会情勢、今後の世界的なトレンド等を考慮して定められています。アディダス グループの戦略における4つの柱は以下の通りです。

  • People(人々): 当社従業員や工場で働く人々、そして当社ビジネスが進出しているコミュニティに暮らす人々の生活に前向きな影響をもたらしていきます。
  • Product(製品): 主にイノベーション、よりサステナブルな材料の使用増加、さらに効率性を通じて、製品作りにおいても、より良い方法を見つけていきます。
  • Planet(地球): 自社オペレーション及びサプライヤー各社の工場のどちらにおいても、環境への負荷を減らしていきます。
  • Partnership(パートナーシップ): 重要なステークホールダーを巻き込み、パートナー各社と協力しつつ、業界の改善に取り組んでいきます。

 

アディダス グループの継続的な取組に関する詳しい情報につきましては、当社ウェブサイトをご覧ください。
http://www.adidas-group.com/en/sustainability/managing-sustainability/general-approach/

 

アディダス グループについて

アディダス グループは、スポーツ用品業界のグローバル・リーダー的地位を占める企業として、adidas、Reebok、TaylorMade、Reebok-CCM Hockeyといったコア・ブランドを中心に、スポーツ及びライフスタイル用フットウェア、アパレル、ハードウェア等、幅広い製品を提供しています。 ドイツのヘルツォーゲンアウラッハに本社を構える同社グループでは、世界全体で53,000名を上回る従業員が勤務し、2014年度には145億ユーロの売上を記録しています。

 

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グローバル担当者 連絡先情報:

メディア関連
Media Relations

Jan Runau
Chief Corporate Communication Officer
Tel.: +49 (0) 9132 84-3830

 

Katja Schreiber
Senior Director Corporate Communication
Tel.: +49 (0) 9132 84-3810

 

Silvia Raccagni
Senior Manager Corporate Communication
Tel.: +49 (0) 9132 84-3977

投資家関連
Investor Relations

Sebastian Steffen
Vice President Investor Relations
Tel.: +49 (0) 9132 84-76622

 

Christian Stoehr
Director Investor Relations
Tel.: +49 (0) 9132 84-4989

 

Yifeng Wang
Manager Investor Relations
Tel.: +49 (0) 9132 84-3057

 

アディダス グループの公式ウェブサイト(英語): www.adidas-group.com

(以上)

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